先日MHKあさイチで、青魚などに多く含まれるオメガ3脂肪酸が、体に良いという放送がありました。オメガ3脂肪酸には細胞をしなやかにしたり、皮膚を乾きにくくしたりする効果がとのこと。
そして1月12日放送【NHKスペシャル食の起源】でも『脂』~発見!人類を救う“命のアブラ”~としてオメガ3脂肪酸が特集されました。
オメガ3脂肪酸の効果は?ダイエットにも効果的?
情報をまとめてみました。参考にどうぞ。
オメガ3脂肪酸の効果は?
【NHK/食の起源】で紹介された最近の研究で分かったオメガ3脂肪酸の効果をまとめると以下のようなものです。
専門家:宮城大学・石川伸一教授
血液を全身に届ける血管の細胞にオメガ3脂肪酸が多いと、血管はしなやかに伸縮して血流を良くしてくれる。その血液中を流れる赤血球も、通常は円盤のような形をしているが、細い血管を通る際はオメガ3脂肪酸のおかげで柔らかく折れ曲がることができ、血液の流れがサラサラになる。オメガ3脂肪酸を多くとっていると全身の細胞がしなやかになり、血液循環が健やかに保たれる。
引用;NHKスペシャル
体内にオメガ3脂肪酸が多いと血液がサラサラになるようです。
注目すべきは私たちの脳。その断面を見ると、知性など高度な脳機能に関わる部分にオメガ3脂肪酸が密集している。オメガ3はそこで脳の神経細胞を形作る材料にも使われており、神経細胞同士が柔軟に変形してつながり合い、高度な情報ネットワークを生み出すのを促していると考えられている。
引用;NHKスペシャル
脳の働きをよくする効果も期待できるようです。できるだけ多く摂取したいですね。
オメガ3脂肪酸の摂取でダイエット?
ブリリカ
調べてみたところ、同じくNHKの人気番組【ガッテン】で以下のような内容が放送されていました。
- オメガ3は中性脂肪の合成を抑える効果や、代謝を上げる効果も期待できると研究が進んでいる
- 【ガッテン】では、48人の被験者に1日小さじ1杯のえごま油を1か月摂取してもらうという実験を行ったところ、33人の体重が減少。
- また中性脂肪値が基準値より悪かった17人のうち、12人の数値が改善するという結果になった
ブリリカ
オメガ3脂肪酸を多く含むエゴマ油。ダイエッターの間ではもはや常識ですよね。
被験者の数は多くありませんが、オメガ3を多く摂取した人の体重は確実に減少しています。オメガ3脂肪酸の摂取はダイエットにも効果が期待できそうです。
オメガ3脂肪酸が多く含まれる食品
いわし、さんま、さば、サケ、くるみ、エゴマ油、アマニ油などに、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。
(表はスクロール可)
サバ | 2,120mg |
サンマ | 3,780mg |
マグロ(トロ) | 5,810mg |
サーモン | 1,590mg |
イワシ | 2,100mg |
うなぎ | 2,420mg |
くるみ | 8,960mg |
エゴマ油 | 58,310mg |
アマニ油 | 56,630mg |
しそ油 | 60,000mg |
自炊する時間がない忙しい人には、【マクロビオス】ハープシールオイルのようなサプリでとるのも効果的ですね。家にストックしておけば、オメガ3脂肪酸の摂取し忘れを防げるのでオススメですよ。
【NHK/食の起源】の感想
1月12日放送【NHK/食の起源】では、オメガ3のダイエット効果は紹介されませんでした。それでも、オメガ3とオメガ6のバランスを1:2にしておくと、体に良いというのは興味深かったですね。
ダイエットにせよ健康維持にせよ、オメガ3を摂取するのはとても大切。
オメガ3を含む食品を意識的に食べていきたいと思います。